トビタテ!留学JAPAN × WorldRoad の事前研修に参加してくださったパキスタンのドリーマー、ジョンさんが、そのときの気づきやリアルな想いをつづってくれました。(以下、Johnさんのレポートを元に和訳した文章が続きます。)
(ジョンさんのドリームストーリーはこちらから [LINK])
今年、日本の学生たちと一緒に取り組んだ時間は、私の人生にとって大きな転機となりました。彼らの夢を通して、私は深く気づかされました。――芸術、音楽、ダンス、文化、スポーツ、そして医療リテラシーは、ただの情熱ではなく、学問や専門的な成果と同じくらい社会を強くする柱なのだということを。学生たちの夢は、単なる個人的な目標ではなく、変革を生み出すきっかけなのです。彼らの情熱が、日本を、そして世界を、より良い場所にできると心から信じています。
彼らのひたむきな姿に、私の心にも火が灯りました。自分の夢を追い続ける彼らの勇気が、私自身の夢――恵まれない子どもたちにより良い教育を届けたいという想い――をさらに強くしてくれたのです。そして私は気づきました。人生とは、自分のために生きること以上に、他者のために夢を見て、その夢を与え合うことなのだと。

長い間、私は自分の物語が誰かを勇気づけられると信じてきました。でも、この学生たちと過ごした時間の中で、私は謙虚な真実を学びました。――誰もが持つ物語には、人を励まし、癒し、この世界を変える力があるということを。ポジティブさと喜びを広げることを、みんなが恐れずに夢見ることができたなら、世界はどれほど明るくなるのだろうと想像して、何度も涙がこぼれました。
この機会を知ったとき、正直なところ、私は不安を感じていました。「もし批判されたら?」「自分の行動を疑問視されたら?」――そんな静かな恐れが、心の中でささやいていました。
でも、その気持ちは彼らに出会った瞬間に消え去りました。ありのままの私を受け入れてくれたからです。そして、彼らが自分の人生や夢を語り始めたとき、私は涙をこらえることができませんでした。それぞれの物語が深く心に響き、人と人とのつながりが、国籍や言語、そして恐れを超えるものだと改めて感じました。

私が耳にしたすべての夢は、レジリエンス(しなやかな強さ)、希望、そして無限の人間の可能性を物語っていました。そしてその瞬間、私は理解したのです。――私は彼らを励ますためにここにいるのではなく、むしろ彼らが私を励まし、私自身の人生の目的を形づくってくれているのだと。
最後に、心からの感謝を伝えたいです。この素晴らしい機会をくださり、私を信じて任せてくれたトビタテ!留学ジャパンさん、太一さん、そしてチームの皆さんへ。本当にありがとうございました。皆さんの支えがあったからこそ、私はこのかけがえのない瞬間を経験することができました。そして、この経験は、教育、夢、人と人とのつながりの力についての私の考え方を永遠に変えてくれました。

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