「特権」を持つ私にできること

世界のすべての国々のなかでスウェーデンという、安全で環境への意 識が高い国に生まれ育った事実は、それ自体が「特権」。この国でスタートを切るという「特権」を持つ私は、世界中の環境問題にインパクトを与 えることができると信じているのです。

スウェーデンの人々は、サステナブルな環境を維持するための行動を 「起こさない」リスクをしっかり意識しています。状況が変わらないまま だと、地球に何が起こるかを理解しているのです。このために重要な役 割を果たしているのが学校。というのも、スウェーデンの教育制度では

環境にかなりの重点を置いているからなんです。 環境と人の両方に価値を生み出す持続可能なイノベーションに力を尽くしたいと、私は思っています。持続可能なイノベーションは、気候と私た ちの生活状況をより良いものにできるはずです。チャルマース工科大学の 大学院生時代には、このことを私の哲学とする一方で、2 人の研究者や他の学生数人と協力して、繊維産業をより循環的にする支援を行いました。 衣料品を廃棄するのでなく、布の色を何度も変えて、新しいものに生ま れ変わらせるのです。そうなれば、私たちは大量消費を見直し、資源保 護について話し合うことができるようになるのです。

こうしたテクノロジーを活用して人々に変化をもたらし、環境を改善し て、私たちの会社を成功させたい。これが私の第一の夢ですが、同様に、 女性たちもリーダーという役割を担えるんだと信じられるように、たくさんの女性を元気にすることも大事だと思っています。私はそのお手本に なりたいんです。私はオープン・マインドで好奇心があって、これまで多 くのチャンスをつかんできました。失敗を恐れません。私は、サステナブ ルで、より良い世界をつくるために、情熱を持ってこれからも挑戦し続けていきたいです!

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