UnBelizeable Beauty!

ベリーズはさまざまな野生動物や多文化アイデンティティで知られる、 隅々まで冒険に満ちた国。小学生のとき、遠足でマヤ遺跡に行ったとき のことを私は覚えています。遺跡の最上部まで登ってまわりの自然を眺め

たとき、思わず叫んでしまいました。「Wow!Unbelizeable!」ベリー ズには内陸の美だけでなく、手つかずのビーチもあり、ユネスコ世界遺産が存在します。ブルーホールを含む、北半球最大のバリアリーフです。 これらは私たちに恵まれた、無数の壮大なランドマークの一部にすぎませ ん。残念なことに過去何年にもわたって、向こう見ずな人々が自然資源を傷つけてきたために、私たちはさまざまな困難を経験してきました。 私の夢は、ベリーズのランドマークを守り、自然の美しさを保つ取り 組みが生まれるようにすることです。将来、ベリーズの若者たちのため になること、彼らが母国について話すときに誇らしく思えることを実現させたいのです。 私は刺し網漁を全面禁止にしたいと考えています。この漁がマナティーやウミガメなど海の生き物を危険にさらしてきたためです。刺し網漁は、 漁師が手っ取り早く効率的に収入を得られる方法ですが、彼らはそれが 引き起こす弊害を考えません。また、密猟についても、もっと真剣に取り 組むべきだと思います。ベリーズにやって来る密猟者の大半が木を切り 倒し、森を傷つけ、かわいそうな無防備な動物たちを捕まえようと森林を焼き払います。ベリーズにはコンゴウインコなどの絶滅の危機に瀕した 珍しい鳥類が生息し、また、ジャガーやヒヒ、イグアナ、猛も う 禽き ん 類などの 保護区がある数少ない国の 一つだからです。

私はベリーズの繁栄が続くように願っています。小さな国かもしれま せんが、私たちが確実にできるのは、この壮大な自然美とともに努力して いくことです。私たちの子どもたちのために努力することです。子ども たちは未来であり、美しいベリーズを存続させる任務を引き受ける者たち だからです。彼らこそがベリーズの魅力を広め続け、観光客が絶えずやって来るよう働きかける者たちだからです。しかし、私たちがベリーズの自 然資源を守る運動や法律の実施を目指して取り組まなければ、この目標 は達成できません。幸いにもベリーズでは、この夢が現実になり始めて います。2 0 2 0 年 11 月、刺し網漁の禁止法案が可決されたのです。私た ち国民がともに闘い、声を上げ続ければ、必ずや夢に到達するでしょう。

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