国境を越えた連帯とパ ートナーシップの世界

「持続可能な開発のための 2030 アジェンダ」の中核テーマの一つは、 知識を共創し、グローバルな連帯を活性化することです。私はかつてボランティアをしていたため、活動家や NGO がより多くの知識を交換したり、 強固な協力関係を構築しようと力を合わせることで付加価値が生まれるこ とを実際に目の当たりにしました。また、その経験のなかで知ったことは、 行政の意思決定者がビジョンを持った若者を支援すべきかであるということ。現在、若者にかかわる政策や意思決定において、若者の関与は限られ ています(ときには、若者はただの「シンボル」にされている場合も)。 しかし、若者が有意義な方法で協議に参加したり、意思決定のプロセスにかかわったりすることが重要なのです。 私は国際的なネットワークを持つさまざまな活動に取り組み続けており、仲間とともに始めた Erasmus Global Partnerships (EGP) という新 しい事業では、若い活動家や企業家をオフラインとオンラインで結んでい ます。このプラットフォームを使って、知識を交換したり、プロジェクト や政策を一緒につくったり、地球市民としての意識の構築に取り組むことができます。この取り組みが、国境や固定観念を越えたパートナーシップ を構築し続けていくことを期待しています。また、他の活動家のビジョン や取り組みをサポートし、国際開発、国際協力、平和構築の専門家が集ま り公共の利益のために活動する団体をつくることも重要だと考えています。

私は、数あるソーシャルムーブメントが強く結びつき、パートナーシッ プを結び、支え合う世界を夢見ています。世界には、平和、ふさわしい起業家精神、環境へのアクション、マインドフルネスへの情熱を共有するリー ダーを必要としています。お互いに支え合い、新しい世代の背中を押して あげることは、私たちの責任なのです。

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