気候変動は、世界中で差し迫った問題となっています。多発する自然災 害、海面上昇、生物種の減少、干ばつ、洪水。私に一体何ができるだろう かと、日々考えるようになりました。
私が環境保護団体でボランティア活動を始めたのは、2 0歳のときのこと。 他の若いメンバーと一緒に、人々の環境問題への意識を高める活動をして いました。そのときです。志を同じくする人々となら、私たちはもっと多くのことを成し遂げられるのではないか、と思い始めたのは。翌年の夏には、 アイスランドで地元の団体とともに活動し、人はそれぞれに独自の能力を持っていることを学びました。 私の祖父がその好例でしょう。祖父はずっと農業に従事していて、読み書きは得意ではありませんが、みなさんが頭のなかでイメージできる物な ら何でもつくることができるのです。祖父のように、人にはそれぞれ才能 があり、それは年齢や教育に関係ありません。
多彩な才能が一丸となって未来の世代のためにより良い世界をつくろう とすれば、必ず変化が起こります。私が望むのは、みんなが自分もできる のだと気づくこと。私は今、環境人文学の修士号取得に向けてがんばっています。さらに、英語とサステナビリティについての知識を高め、個人的 なものであれ社会的なものであれ、他の人に良い選択をしてもらうように促したいと思っています。
気候変動は人類にとって重大な課題です。私たちはあらゆる動植物、生きとし生けるものすべてのことを考えに入れて答えを探さなければなりま せん。一人ひとりが声を上げ、教育や職場に等しく貢献できるような環境 をつくる必要があります。世界の問題を解決するには、年齢や学歴は関係 ありません。子どもも大人もお互いに教え合い、学び合い、能力やアイデ アを共有し、問題を解決していくべきです。私は、人と人が力を合わせる ことには力があると信じています。ともに取り組むことできっと、私たち はより良い未来を築くことができるはずです。
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