37名の高校生が世界のドリーマーに自分の夢を語る日
9月3日に福岡雙葉高等学校で、高校生が世界中で活躍する「ドリーマー」に向けて自身の未来について英語でプレゼンテーションを行うイベントが開催されました。この4月から9月まで世界中の人の話を聞き、本プログラムの集大成として、生徒たちは人生を0歳から振り返る「ドリームページ」を1枚に作成。「自分は何が好きで何を大切にしてきたのか」「将来どのように社会貢献したいのか」という問いに向き合い、夢と言葉を紡ぎ出しました。
当日は世界各国から多様なバックグラウンドを持つドリーマーが参加。熱気あふれる対話とアドバイスを通して、生徒たちが自身の夢を深めていく様子をレポートします。
セッションハイライト:熱い対話から生まれた気づき

本プログラムの目的は、World Roadがネットワークを持つ、世界で活躍するグローバルリーダーと高校生を繋ぎ、自分の夢や生きがいを言葉をプレゼンすることで直接フィードバックをもらえることにあります。生徒たちは、自分の人生を振り返り、好きなことや生きがいを考えながら、社会問題に向き合い、教室の学習を超えて、キャリア観を深めました。
一緒に対話をした世界中のグローバルリーダー 4名
- 🇱🇧アリッサさん(教育活動家・大学院生) Alissar Azza https://worldofstory.worldroad.org/?p=2020
- 🇵🇭アリーザさん(平和構築NPO設立者・マーケティング起業家) Arizza Nocum https://worldofstory.worldroad.org/?p=2380
- 🇦🇿アイスンさん Aysun Zeynalova (国際機関職員(人権エリア専門)) https://worldofstory.worldroad.org/?p=2388
- 🇧🇧ロネルさん Ronelle King (女性の権利活動家・国連選抜若手リーダー)https://worldofstory.worldroad.org/?p=2331
プログラム内でレクチャー
- 🇸🇰アンドレアさん Andrea Orsag (環境・サステナビリティコンサルタント)

Zoomを活用し、4人のグローバルリーダー集まるつのルーム(4カ国+日本ルーム)へと繋がりました。生徒たちは、オンライン上で繋がったグローバルリーダーへ対して、英語でプレゼンテーションを行いました。世界中のドリーマーとの対話の中では、どのようなフィードバックがあったのでしょうか。生徒2人とRonellさんのやりとりをご紹介します。
「漫画みたいな人生を歩みたい!」
これまで真剣に社会課題へ取り組んだ経験はありませんでしたが、家族との関わりや尊敬する先生との出会いを通じ、英語スピーチコンテストやアメリカ短期留学に挑戦しました。行動することで成功体験と自信を得ることができました。
誰にでもチャンスはありますが、行動を起こさなければ機会は得られません。私の国では国外へ出る選択肢自体が限られています。あなたにはまだ失敗できる自由があります。自分の直感を信じて進んでください!
「私の笑顔と笑いを世界に届けたい!」
幼少期から誰かの笑顔を見ることに幸せを感じていました。福祉活動やラオスでの体験から貧困の連鎖に関心を持ち、現在は子供の貧困解決を目指す団体で活動中です。将来は世界の福祉活動に携わり、多くの人に笑顔を届けたいと考えています。
人々は悲しい日でも作り笑いをしているかもしれません。社会を動かすには、その本質的な問題へアプローチすることが重要です。暗い雰囲気では人は動かせません。あなたのような輝きを持つ人が必要なのです。その光を失わないでください!
「対話」を通じて「夢」を具体化する
グローバルリーダーとの対話では、単にプレゼンテーションをするのではなく対話そのものが夢を言語化するプロセスです。生徒の英語でのプレゼンテーションをグローバルリーダーが深掘りし、次のステップへと行動を移せるようなアドバイスを行っていました。数時間のオンラインでの交流で、最後は記念撮影をし、お互いの親睦も深まりました。

「平和な世界を創りたい」
長崎と福岡の高校生の間にある平和意識の差に関心があります。なぜ人は戦うのかを解明し、心理学を通じて人のメンタル面を救うことで平和に貢献したいです。
大学でどのような心理学を探求する予定ですか?また、今の日本を考える上でどこが重要なポイントだと思いますか?
日本では多くの子供が家族や友人関係に悩んでいます。大学で様々な心理学の分野を学び、人の感情メカニズムを理解して解決に役立てたいです。
英語の持つ力と世界への貢献
セッションを通して高校生の中で多くでたトピックは「英語のもつ力」。人々の世界共通のコミュニケーションツールですが、英語を使ったプレゼンテーションを通して、生徒自身が英語を用いて世界にどう貢献していくかに向き合う瞬間が見受けられました。

言語学習には『練習・自信・意思』が必要です。自分のスキルや価値を見出し、理想と現実のギャップをどう埋めるかを考えることが社会貢献に繋がります。
母が英語教室に入れたのですが、母は英語を話し、いろんな場所にいくべきだと、言語を学ぶ重要性を幼少期から教えてくれました。
それは素晴らしいことですが、海外に行った際に、日本に持って帰ってくることができるものは何だろうとぜひ考えてみてください。フランスに住んでいましたが、ほとんどの場所では、子供のための公園がありとても安全に設計されています。それが、アメリカでは見つかりませんでした。そのような気づきから自分の世界を広げていってください。
コミュニティをどのように形成するか、リーダー
印象に残ったのは、個人のレベルに収束せず、社会をどうより良くするのか、リーダーとは何かについてさらに展開的なフィードバックが行われている点です。Alissaさんの生徒へのフィードバックを紹介します。

ボランティア活動は、自信を深め、ネットワークを広げることができます。優れたリーダシップとは、あなた自身のことではなく、リーダーシップとは仲間に関するもの、影響を与えてくれるコミュニティに関するものです。
初めは緊張気味だった生徒たちも、ドリーマーとの対話を重ねるにつれて表情が生き生きとし、最後は自信に満ちた表情で自らの夢を語っていました。勇気ある一歩を踏み出した生徒たちへ、ドリーマーからは温かい応援の言葉が贈られました。
生徒からの声
特に、ただ漠然と勉強を続けるのではなく、自分なりの目標を持ち、明確な目的意識を持って取り組むことがいかに大切かを改めて実感しました。いただいたアドバイスを単なる「今日学んだこと」で終わらせず、日々の学習の中で実際に実践していきたいです。
私の興味の幅が広いからこそ、選択肢を狭めすぎない方がいいとも教えていただきました。広い視野を持ち続けることで、より多くの可能性を見つけ、成功のチャンスを増やすことができるのだと気づかされました。これは、私がこれからの人生でずっと活かしていけるアドバイスだと思っています。
あとがき
「夢」「やりたいこと」を言葉にすることは大学生になっても難しいと感じています。しかし、高校生とグローバルリーダーの半年間の出会いと今回の対話を通して、目標へ向けた第一歩を一緒に考える様子がよく見られました。英語でのプレゼンテーションに最初は緊張をしていましたが、言葉にすることで次第に自信を得て、最後はみんなで笑顔で写真撮影、そして交流を深める様子がとても印象的でした。高校生の行動力とエネルギー、そしてグローバルリーダーの傾聴力に圧倒されました。
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